5月4日ー5日朝
SFセミナーに参加してきた。今年は、クラーク生誕100周年。思いっきりクラークを語る、という企画など、昼間は講演+パネル 夜は、旅館の部屋に分かれての夜を徹して語る会、のような企画。
夏のSF大会は、今年は参加できないけど来年は参加しようか検討中。
クラークが、いかにして科学的な未来を予測したか、そして、その文章の魅力は何にあるのかなどたくさんの「謎」が明らかになった。非常に読みやすい文章でしかも、未来科学を語る。多くを語らず、説明もくどくないのに、イメージがはっきりと浮かんでくるような、そんな「絵画的表現」ができたということで、マニアだけでなく、一般の人にも受け入れられやすかったということらしい。
他にもいろいろな講演があり、清水建設の海洋都市構想なんかも面白かった。
http://www.shimz.co.jp/theme/dream/greenfloat.html
夜の部で私が見たのは、今季アニメの中で、関係者(?)の中で一番の話題となっている、
「正解するカド」
について。
ファーストコンタクトものは、SFの定番だが、どのように展開するのか、非常に興味深い。
制作関係者もいて、あまりネタばらしはできないが、ということであったが、このアニメ、12回かそこらの、要するに1クールで、完結するものらしい。よくあるように、伏線を張ったまま終わり、じゃなくて、綺麗に結ばれるとのこと。続編は考えてない(今のところ)ということだ。
今、最初の5話まで終わったところだが、実は、宇宙人がメインに扱われるのはこの最初のほうが大きくて、(といっても正体・目的不明だが)これ以降、どちらかというと人類のほうの、「やたらと会議ばかり」という、シンゴジラでも目立った部分が、このアニメでも大きな比重を占めるようになるらしい。もっとも、このアニメの企画は、シンゴジラ公開前からあり、たまたまコンセプト的に似ていた、ということだ。
紹介すべきはいろいろあるが、内容はこのくらいにして、私の感じたこと。
UFO と SF と 天文
それぞれのいろいろな会合に参加しているが、それぞれの分野にまたがって参加している人が、ほとんどいないのは何故か?
これらの分野は、密接にとは言わないまでも、それなりに強い関係があるはず。(いや、別物なので一緒にするなという意見があることは最もで、その問題について一番考えてきているのがほかならぬ私であると思っている。)
ところが、これらの会合で参加する人に重複している人は、まず滅多に居ない。なぜであろうか。
今回も、SF作家や、出版関係、放送関係などの人はたくさん参加していたが、科学の専門家、教育の専門家という人は(おそらく)誰も居なかった。
UFO関連や、超常現象関連の分野を研究している人で見かけた人すら1−2人いる程度。ほとんどが知らない畑の人の集まりである。
日本のSF界の大御所は(既にほとんどが故人)UFO(日本空飛ぶ円盤研究会)関連の集まりに、深くかかわっていたはずだから、時代が違っていたら、メンバーの様相も変わっていただろう。
他の会合でもそう。分野をまたいでいる人はほとんどというか、皆無に近い。
天文とUFOの橋渡しは私が行っているだけで(もう一人いるけど)昔の犬猿の仲は回復しつつあると思うのだが、肝心のUFO研究者のほうが居なくなってしまっていることが問題。
もっとこういう分野をまたぐ人が居てもいいと思うのだが。ここに、日本の UFO研究界、SF界の問題がありはしないだろうかと思った次第。
長々書くと、投稿の機会を失ってしまうので、このくらいで。
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http://sankeishop.jp/ITEM/ns140339-0086-000000?utm_source=Sankei&utm_medium=taboola